【現場から】蜂に刺された従業員と、農業の「想定外」への備えについて

【現場から】蜂に刺された従業員と、農業の「想定外」への備えについて

本日、陽だまりファームのみかん畑で作業をしていた従業員が蜂に刺されるという出来事がありました。

手の甲を刺され、すぐに腫れが広がり始めたため、速やかに病院へ搬送。
幸いにも大事には至らず、治療後はその日のうちに作業に復帰することができました。


自然が相手という仕事

農業は、天候や動植物、地形といった「人の思い通りにはいかない自然」が相手の仕事です。
今回のように、どれだけ注意を払っていても、ハチやムカデ、毛虫などの予期せぬリスクは起こり得ます。


「JGAP」の認証と、現場での対応体制

陽だまりファームでは、JGAP(農業生産工程管理)の認証を取得しています。

この認証では、

  • 食の安全
  • 環境保全
  • 労働安全

といった観点から、「もしもの時の対応マニュアル」の整備が義務づけられています。

今回もその手順に沿って、現場責任者がすぐに状況を確認。
ただしその場を離れられなかったため、別の従業員が本人を病院まで付き添って搬送しました。


安心して働ける農業へ

「農業=のどかで平和」
そんなイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、実際の現場には様々な危険や、判断を求められる瞬間があります。

陽だまりファームでは、
働く人の安全と、安心して出荷できる商品の品質。
そのどちらも守るために、体制づくりと教育に力を入れています。


農業の魅力と、現実

今回の出来事を通して、私たちが日頃から大切にしていることの重要性を、改めて再確認する機会となりました。

「自然と向き合う」ことの厳しさ。
「安全に作物を届ける」ことの難しさ。
そして、「命を預かる仕事」であることの責任感。

農業に関心のある方、
食べものを支える仕事に興味のある方に、
このような現場のリアルを知っていただけたら嬉しいです。


私たちはこれからも、安全・安心・おいしいみかん作りに全力を尽くしてまいります。
今後とも、私たちの取り組みを温かく見守っていただければ幸いです