みかんが日焼けする理由、知ってますか?
- 2025年8月22日
- Posted by: hidamarifarm
- Category: 陽だまりファームblog
コメントはまだありません

夏の畑では、人間と同じように みかんも日焼け してしまうことがあります。
強い日差しを浴びると、みかんの皮の表面温度がぐんぐん上がっていきます。
すると実から水分がどんどん逃げてしまい、補給が追いつかなくなるんです。
その結果、皮がカラカラに乾いてしまい、一部が茶色く変色して「日焼けみかん」になってしまいます。
実はこの“日焼け跡”、ただの見た目の変化ではありません。
弱った部分から病気が入り込みやすくなるため、農家にとってはとても厄介な存在です。
そして、見た目はどうしても茶色くなってしまうため、たとえ中身が食べられる状態でも市場には出せません。
農家としては、せっかく手間をかけて育てた実が商品にならないという、大きな悩みの種になります。
少しでも日焼けを減らすために、私たちは剪定の仕方を工夫し、葉っぱが果実を覆って直射日光から守れるようにしています。
それでも自然相手なので「完璧に防ぐ」ということはできません。
「太陽の恵み」がみかんを甘く美味しく育ててくれる一方で、こうして“日焼け”という厳しさももたらすのです。
みかんの日焼けは、消費者の方にはあまり知られていない現象ですが、農家にとっては頭の痛い課題です。
「果物も人と同じように日焼けするんだ」と知っていただけたら嬉しいです。
